2016年12月15日木曜日

思考•視点を見直す



今月はレッスンで鍵盤のコード弾きを教える機会が多くて、生徒さんと一緒に鍵盤を弾いてます。
Cメジャーコードから始まり、Am7、Gdim7、Fsus47、等色々練習します。
どのように練習していけばいいかをみんなで考えながら進めていくのですが、色んな考え方がある事に気付いてきます。

メジャーコードを押さえる形を覚えて、それを変化させる事で他のコードを覚えたり、各インターバルの音を一つ一つ覚えいったり、ドレミを言いながら練習したり、鍵盤の色を頼りにしたり、指使いを決めたり、、、。
演奏をする際に様々な視点を拠り所にしています。

色んな人と一緒に練習する中で、みんなそれぞれある思考、視点を拠り所として練習している傾向がある事に気付いていきます。
それで上手くいっていればいいのですが、上手くいってない場合は他の思考、視点を持つ事を勧めてます。

一つの物事をある一点から見ても全体を理解する事は難しいです。
異なる複数の視点から見る習慣を持つ事で、思わぬ解決策が見えてくる事があります。

例えば、
絶対音感を持っている方は、相対音感を獲得する事にとても苦労される場合が多いです。
絶対音感を拠り所としている為全ての音が絶対音として聞こえてしまいます。音の響きや質感を色々なイメージとして捉える力は相対音感を養う事でより伸びていきますが、本来聞こえている音を絶対音として捉えてしまうので、相対的な音としては認識できない状態が続きます。
いつも拠り所としている視点、思考を捨てる事で新しい物の見方が見えてきます。

これは音楽に限らず、普段の生活全てから学ぶ事が出来ると思います。
何かの一つの方法で成功体験を得られた場合、それをずっと持ち続けてしまう事は多いです。
普段の考えや視点を見直してみると、新しい発見にすぐ出会えるかもしれませんね!