2016年1月26日火曜日

実を味わう

ふと日常生活の中で、あれこれ考えながら生活している自分に気づく事があります。
例えば電車の中で座っている時に、ある事をどんどんと連想させて、いつの間にか頭の中一杯に考えが広がって、気づけば終着駅だったり。

布団の中に入って寝ようと思っても段々と考えが湧いてきて気づけば2時間経ってたり。

普段の生活をしながら頭の中では別の生活をしてるような気にもなります。

一方で好きな音楽を聴いていたり、楽器を弾いたり、本を読んだり、何かに集中している時は、その事に集中していて時が経つのを忘れてしまう事もあります。

知らず知らずの内に自分が思ってもみない思考に巻き込まれたり、積極的に思考したりする事は、頻度はともかく日常生活の中でよくある事な気がします。

ところがまったく何も考えていない状態はあまり普段の生活の中でない気がします。

全力で運動したり、積極的に思考をしたりして体や頭をフルに使った後にくる放心状態、開放感はある意味とても充実感を味わえる瞬間でもある気がします。
思いっきり運動した後に飲む水はとても美味しいです。
その味はいつもと変わらないはずなのに味覚を受け取る側の変化によって味が違うように思えるのは不思議です。

もし元々美味しいと感じれるはずの水を何とも思わないで飲んでいる状態があるとすればそれはとても勿体無い気がします。

なるべく普段の日常から特別な事がなくても、自分の持っている感覚が周りのものに対して有効に働けるよう、体と思考の状態に注意を向けられたらなと思います。