2014年12月4日木曜日

ギター独特の楽譜表記に慣れましょう!その1 コードダイアグラム

ギタリストの外園健彦です!
ギターは楽譜が読めなくても、和音(コード)やメロディー(音階、スケール)を指の形で覚える事で演奏ができてしまうとても素晴らしい楽器です。
更に、ギター独特の楽譜が存在していて、普通の楽譜を読むよりも、より理解しやすい仕組みになってますよ!
ギターならではの譜面の読み方を覚えましょう!


ギターの場合よく使う楽譜は
TAB譜です。またコードをイメージで理解できるように、ダイアグラムをよく使います。
まずはこの2つをよく理解して少しづつギターの構造に慣れていくといいかとおもます。
最終的には五線譜の楽譜も読めるようになると、他の楽器の事も良く理解できるようになりますので、後々には挑戦しましょう!
では今回はダイアグラムについてです!


♕ダイアグラム♕

それではいってみます!
今回はコードを形でイメージする補助ツールのダイアグラムです。


横に伸びている線は弦を表してます。
下から6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦です。
6弦が一番太くて、段々と細くなり、1弦が一番細い弦ですよ。
縦に伸びている線がフレットを表してます。
一番左がナット、そして、1フレット、2フレット、3フレット…。と続いています。
さあそれでは、どこを押さえればいいでしょうか?

◯がついているのは、下から
4弦2フレット、3弦の1フレット、2弦2フレットですね。
最初は読むのに時間がかかると思いますが、慣れてくるとパッとイメージ出来るようになりますので、ぜひ沢山読むようにして下さいね。
さあ、これでどこを押さえればいいかは分かりました。

次の問題は、左手のどの指で押さえればいいかです。
これは正しい表記というのは実はないので、それぞれ独自に決めていくしかないです。
ボサノバギターWEBレッスン上では、以下の表記方法を取りたいと思います。
ダイアグラムの左端に人、中、薬、小と表記します。

この場合、例えば4弦は中指で押さえればいいということです。
3弦は人差し指、2弦は薬指という具合です。
これで左手の押さえ方も分かりました!





弾かない弦には×を、開放弦(左手で押さえないが弾く弦)には◯をつけます。


いよいよ次は右手です!
右手はどうすればいいでしょうか?これも表記方法は様々ですが、
ボサノバギターWEBレッスンでは下記の方法で表記したいと思います。
クラシックギター用の楽譜でよくある表記ですが、
右手の各指に名前をつけます。
親指Ⓟ、人差し指ⓘ、中指ⓜ、薬指ⓐです。
これはダイアグラムの右端に表記しておきます




5弦が親指、4弦が人差し指、3弦が中指、2弦が薬指という具合です。

なお、このコードの1弦は開放弦が使えるので組み合わせが次のような感じでも大丈夫です。



上記の情報でも最初は十分ですが、慣れてきたら、コードの中身の事も理解できるともっと音楽が楽しくなるので、コードの中身の情報も掲載しますね。


押さえる◯の上に書いてある数字はコードの中身の事を表してます。
この辺はまた別の機会に詳しくお話しますね!


これでひとまず終了です!お疲れさまでした。
この表記でコード、左手、右手の情報を表記していきますね。
慣れてきたら、自分なりの表記方法を考えてみて下さいね。