2018年1月16日火曜日

お喋り

先日、普段レッスンしているカフェの常連さんとお話する機会がありました。
新年始まって印象的だったニュースだとか、孫に本を買ってやるんだとか、身の回りにあった事や感じた事を話してくれました。

話の流れで「人類は進歩しているのか?」という話題になりました。
そう言われて考えてみると、
数年前までにはなかったような、製品やサービスがどんどんと出てきて生活は便利になり、利便性や技術という点では凄いスピードで進化している気がします。

ネットを眺めていて気に入った商品が1クリックで買い物できるなんて凄いですよね。しかも次の日には商品が届いている。
小学校位の時に個人的に思っていた未来のイメージにかなり近いです(笑)


子供の頃に思い描いてた未来のイメージは、技術的な進歩にもあれこれ想像を膨らませてましたが、併せて笑顔で希望に溢れているような絵をなんとなくイメージしていた気がします。

でも、今の自分が描いた未来のイメージには「笑顔や希望」があまりぱっと浮かんで来ない事に気づきました。
浮かんでくるのは「漠然とした混沌な感じ、先が見えない不透明な感じ」といったイメージでした。
生活は便利になり、インターネットで個人でも色んな事ができるようになっています。
個人で出来る事はとても増えて環境的にはどんどん変化が起こっています。
と同時に、これまで是とされていた事が全く通用しなくなるといった事が沢山出てくるんだろうなとも思いました。それは人の価値観にも影響を与えていく気がします。

ふと、
「価値観の喪失」という言葉が浮かんできました。
みんなが共通で持っていると思われていた価値観はどんどん少なくなっていき
これをやっていれば安心!といったものが無くなっていってる気がします。

これは同時に自分の中に「価値観」を持つ必要性を迫れている気もします。
将来に対して明るいイメージや希望が湧いてくるような感覚は、「自分の価値観」を持つ事がまずはステップとして大切かも。と話の中で感じました。

人とのお喋りは色々と発見があって面白いですね。
その常連さんは「戦争が世の中からなくなった時に初めて人は進歩していると言える」
と話してました。
色々と考えさせられます。